オンラインカジノは、入金や出金が必須なコンテンツです。
また、入出金を行う場合にはいずれかの決済方法を使う必要がありますが、どの手段が適しているかはユーザーによって異なってきます。
反映スピードや手数料など、より条件のいい決済方法を利用できれば、ストレスなくカジノゲームで遊ぶことができるでしょう。
そこでこの記事では、オンラインカジノで入出金を行う際におすすめとなる2つの決済方法の特徴やメリット・デメリット、手数料などの情報を徹底解説していきます。
ecoPayz(エコペイズ)
『ecoPayz(エコペイズ)』とは、イギリスの企業によって運営されている電子決済サービスです。
運営実績は20年以上と十分にあり、またFCA(英国金融行動機構)が規定する電子マネー規則の下でサービスを認可されています。
サイトは日本語対応、サポートもメールならば日本語での質疑応答が可能です。
元々、オンラインカジノやブックメーカーのメイン決済方法はネッテラーでしたが、ネッテラーが日本から撤退して以降、エコペイズはそれに代わる入出金方法として活躍しています。
ecoPayzのメリット
エコペイズには、以下のようなメリットがあるためご紹介していきます。
信頼性が高いため安心して利用できる
電子決済サービスには、自分の大事なお金を預けることとなります。そのため、できるだけ信頼性が高いサービスを利用したいところでしょう。
その点エコペイズは、日本でいうところの金融庁に当たるFCA(Financial Conduct Authority)から認可を受けているため、信頼性という面では全く問題なく、安心して使うことができます。
ほとんどのオンラインカジノに対応している
エコペイズは、現時点でのオンラインカジノの最も主力となっている電子決済サービスであり、事実ほとんどのオンラインカジノで導入されています。
あまりカジノで採用されていないマイナーな電子決済サービスの場合、未対応のサイトで遊ぶ際には別の入出金手段を探さなくてはいけないケースもありますが、エコペイズならばそのような手間がかかることもありません。
日本の銀行口座経由で出金を行うことができる
通常、日本の銀行はオンラインカジノなどのギャンブル企業からの出金は受け付けていません。
しかし、一度エコペイズを介せば、日本の銀行の自分の口座へ出金を行うことが可能となります。
結果、オンラインカジノでの勝利金をスムーズに出金することができるようになるのです。
資金管理を行いやすい
エコペイズに移行した資金は、パソコンやアプリを活用することで24時間簡単に管理することができます。
他のサービスへの入金手続きや、銀行への出金手続きまで、場所を選ばずいつでも行うことが可能です。
ecoPayzのデメリット
エコペイズには、以下のようなデメリットもあるため確認しておきましょう。
口座には維持費が発生する
エコペイズは、口座を12ヶ月使わない期間が続くと「アカウント維持管理料」という名目で毎月「1.5ユーロ」がアカウントから引き落とされます。
そのため、長期間口座を使う予定がない場合は、残高を全て引出しておかなくてはいけません。
ちなみに、エコペイズに入金したり資金を動かしたりすれば、「アカウント維持管理料」は発生しません。
会員レベルをアップグレードしなければ出金することができない
エコペイズは、口座を開設してすぐに出金を行うことができるようになるわけではありません。
エコペイズには会員ランクがあり、そのランクをSilver(シルバー)以上にアップグレードしなければ出金を行うことは不可能なのです。
Silverにするために特別なお金が必要となるわけではないですが、多少時間はかかってしまうため、その点は留意が必要です。
エコペイズの会員ランク
エコペイズには、以下の5つの会員ランクがあります。
【エコペイズの会員ランク】
・Classic(クラシック)
・Silver(シルバー)
・Gold(ゴールド)
・Platinum(プラチナム)
・VIP(ビップ)
エコペイズに口座を開設したら、まずは一番低いランクである『Classic(クラシック)』からスタートします。
ちなみに、出金手続きを取れるようになるのは『Silver(シルバー)』からですが、身元確認書類などを提出して承認を得ることができればSilverまでアップグレードさせることが可能です。
エコペイズの手数料
エコペイズの各手数料は、会員ランクによって異なってきます。
会員ランク | 入金手数料 | 出金手数料 | 口座維持費(残高がある状態で1年以上放置した場合) |
Classic(クラシック) | ・銀行振込(WirePay):5%
・ビットコイン(Alternative Payments):無料
・エコバウチャー:2.9% | ・銀行送金;×
・ecoPayzの サブアカウントへの送金:×
・ecoPayzの 他のアカウントへの送金:× | 1.50ユーロ/月 |
Silver(シルバー) | ・銀行振込(WirePay):5%
・ビットコイン(Alternative Payments):無料
・エコバウチャー:2.9% | ・銀行送金:5.9~10ユーロ
・ecoPayzの サブアカウントへの送金:無料
・ecoPayzの 他のアカウントへの送金:1.5%(最低0.5ユーロ) | 1.50ユーロ/月 |
Gold(ゴールド) | ・銀行振込(WirePay):5%
・ビットコイン(Alternative Payments):無料
・エコバウチャー:2.9% | ・銀行送金:5.9~10ユーロ
・ecoPayzの サブアカウントへの送金:無料
・ecoPayzの 他のアカウントへの送金:無料 | 1.50ユーロ/月 |
Platinum(プラチナム) | ・銀行振込(WirePay):5%
・ビットコイン(Alternative Payments):無料
・エコバウチャー:2.9% | ・銀行送金:5.9~10ユーロ
・ecoPayzの サブアカウントへの送金:無料
・ecoPayzの 他のアカウントへの送金:無料 | 1.50ユーロ/月 |
VIP(ビップ) | ・銀行振込(WirePay):5%
・ビットコイン(Alternative Payments):無料
・エコバウチャー:2.9% | ・銀行送金:2.9~7ユーロ
・ecoPayzの サブアカウントへの送金:無料
・ecoPayzの 他のアカウントへの送金:無料 | 1.50ユーロ/月 |
基本的に、同じ通貨のアカウント間の場合換金手数料は発生しません。
ただし、銀行送金にて出金を行う場合、出金先の銀行次第では受け取り手数料や国際送金手数料が別途必要となる可能性があります。
加えて、エコバウチャーでの取引を行う際には購入手数料(12%前後)が別途必要となるため、諸々併せて確認しておきましょう。
Venus Point(ヴィーナスポイント)
『Venus Point(ヴィーナスポイント)』とは、2016年に登場した電子決済サービスです。
ヴィーナスポイントはサービスを開始してから5年ほどですが、特に手数料の面が優れており、現在ではエコペイズを凌ぐほどの人気な決済方法として取り扱われています。
ちなみにヴィーナスポイントは、提携している加盟店(オンラインカジノなど)との間で資金の「送付」「受取」「換金」を行うことが可能な電子決済サービスですが、お金は「1ドル=1ポイント」として換算され、そのポイントを使って「送付」「受取」「換金」を行うこととなります。
ヴィーナスポイントのメリット
ヴィーナスポイントには、以下のようなメリットがあるためご紹介していきます。
完全日本語対応
ヴィーナスポイントは、完全日本語対応の電子決済サービスです。
またヴィーナスポイントは、各サービス内容が日本語でわかりやすいように細かく説明されているため、はじめて電子決済サービスを利用する方でも安心です。
ほとんどのサービスの手数料は無料
ヴィーナスポイントの最大のメリットは、「ほとんどのサービスの手数料は無料」という点にあります。
まず、ヴィーナスポイントとオンラインカジノの間でのポイントの送付や受け取りに関しては、手数料は完全無料で上限額や下限額の設定もありません。
また、ヴィーナスポイントで唯一手数料がかかるのが自分の銀行口座に送る「換金手続き」の時ですが、これに関しても、基本的な手数料はほかの電子決済サービスと比較して安めに設定してあります。
しかも、申請額と申請する曜日と時間によっては無料で決済することも可能です。
入出金を行うだけでポイントが貯まる
ヴィーナスポイントでは、オンラインカジノに送付した額の0.6%、受け取った額の0.2%をポイントとしてバックしてもらうことが可能となっています。
ポイント率は決して高くはないですが、オンラインカジノをプレイしていると頻繁に入出金を繰り返すため、まさに塵も積もれば山となるです。
しかも、ポイントは月間で20,000ドルまで付与されるため、ほとんど上限を気にすることなくポイントを獲得することができます。
また、【ポイントバックキャンペーン】などを活用すれば、さらに効率よくポイントを貯めることができるでしょう。
ただし、その有効性の高さゆえに、ポイントバックを狙いすぎると不正利用を疑われるケースもあるため注意が必要です。
たとえば、細かに入手金を繰り返しすぎると「等倍ベット」や「マネーロンタリング」等を疑われる可能性があり、厳しい場合は口座凍結の対象となることもあります。
ヴィーナスポイントでは、入金額に対して8~10倍のプレイ金額を平均値としているようなので、利用時には参考にしてみてください。
着金が早い
ヴィーナスポイントは、出金申請を行ってから実際に銀行へ着金するまでのスピードが非常に早いです。
着金までに必要とする時間は、ポイントの換金手続きを取ってから早い場合は当日、遅くても2営業日には着金します。(銀行営業日計算)
また、出金時にかかる時間は基本的に「翌銀行営業日」ですが、平日の場合は午前8時までに換金申請を行うと当日の着金が可能となるため、急いでいる場合にはおすすめです。
逆に、銀行が休業の土日祝日は手続きが行われず、最短でも着金は翌営業日となるため留意しましょう。
ヴィーナスポイントのデメリット
ヴィーナスポイントには、以下のようなデメリットもあるため確認しておきましょう。
直接の入金やポイントの購入は不可能
ヴィーナスポイントでは、直接の入金やポイントの購入は不可能です。
そのため、たとえばヴィーナスポイントに残高ポイントが全くなく、また加盟店(オンラインカジノなど)にも出金できるお金がないというケースではヴィーナスポイントを使うことができません。
ヴィーナスポイントは、あくまで提携している加盟店(オンラインカジノなど)にあるお金をポイントとして管理するサービスであるため、特に初めて利用する際には注意が必要です。
楽天銀行は出金先対象外
振込手数料、出金手数料無料などの恩恵がある楽天銀行は、実際にメインバンクとして利用している方も少なくないはずです。
しかし、残念ながらヴィーナスポイントは楽天銀行を出金先として対象外としています。
出金を行う際には楽天銀行以外を指定する必要があるため、その点は留意しましょう。
ヴィーナスポイントの手数料
前述の通り、ヴィーナスポイントでは換金時に「無料~2.9pt」の手数料が発生します。
手数料の詳細は以下の通りです。
【ヴィーナスポイントの手数料】
〇平日扱いの日
・申請金額350pt以上:無料
・申請金額350pt未満:1.3pt
〇週末扱いの日
・土日祝日、その前日15時以降、その翌日15時まで申請金額900pt毎に:2.9pt
まとめ
オンラインカジノで入出金を行うならば、「ecoPayz(エコペイズ)」か「Venus Point(ヴィーナスポイント)」がおすすめです。
エコペイズはほとんどのカジノで採用されているため、1つ口座を開設しておけば大変便利です。
また、ヴィーナスポイントは手数料の面で非常に優れており、ローコストで出金を行いたい方には特に向いている電子決済サービスとなっています。
ただし、どちらも一長一短、メリットがあればデメリットも存在するため、利用する前に確認しておきましょう。
特に、ヴィーナスポイントは直接のポイントの購入は不可能であるため、オンラインカジノで入金を行う際には気を付けてください。
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