はじめてオンラインカジノで遊ぶ場合、「そもそもオンラインカジノって詐欺なのでは?」と危惧する方もいらっしゃいます。
事実、過去にはオンラインカジノによる詐欺・不正といった事例はありました。
しかし、実際にそのような悪質な行為をするカジノは本当に一握り、ほとんどのサイトは法を遵守した上で、健全に運営を行っています。
では、そのような悪質なサイトを回避するためにはどうすればいいのか?
そこでこの記事では、オンラインカジノが過去に行ってきた詐欺・不正行為などの事例や安全性や信頼性の高いサイトを選ぶポイントなどの情報を徹底解説していきます。
詐欺行為を行っているカジノは一部のみ!
通常、オンラインカジノはギャンブルライセンスを取得し、法に則った上でサイトを運営しています。
また、第三者機関から定期的な監査を受け、進んで透明性を証明しようとしているカジノも決して少なくありません。
大前提として、ほとんどのオンラインカジノは安心して遊ぶことができるのです。
オンラインカジノの詐欺や不正行為とは?
オンラインカジノが行う詐欺や不正行為などは、以下のようなものが挙げられます。
出金拒否(遅延)
オンラインカジノの詐欺・不正行為で最も多いのが、「出金拒否(遅延)」です。
オンラインカジノで遊ぶ場合、まずはアカウント登録を行い、入金後カジノゲームをプレイし、勝利金を獲得したら出金をするというという流れが通常です。
しかし、悪質なサイトは、この出金自体を理不尽な理由を付けて拒否します。ユーザーは出金ができず、残高も塩漬け状態になってしまうのです。
また、オンラインカジノのほとんどは海外に拠点を置いているため、このようなトラブルを解決するのは困難という問題もあります。
そのため、ユーザーができる対処法は、そのようなカジノで遊ばないようにすることしかできません。
全く勝利することができない
オンラインカジノはハウスエッジを徴収しているため、長い間プレイしていれば負けてしまう可能性のほうが高いです。
しかし、そのようなレベルではなく、明らかに確率以上に「全く勝てない」という詐欺のようなオンラインカジノも、これまでには実際に存在しました。
そもそも、オンラインカジノの還元率は「約97%」と日本にあるギャンブルと比較すれば非常に高いため、全く勝てないというのはおかしな話なのです。
ただし、これは中々不正を見抜くことは難しく、断言することも困難です。
ですので、長い目で見て、露骨に還元率が低いようなサイトでは初めから遊ばないことを推奨します。
入金したお金が反映されない
前述の通り、オンラインカジノで遊ぶためには入金を行う必要があります。
しかし、詐欺・不正行為を行うオンラインカジノの中には、「入金したお金が全く反映されない」というケースもあります。
勿論、ただ反映が遅いという可能性もありますが、そもそもそのような事実がある時点でそのカジノの評価は微妙です。
よって、「入出金の反映スピードが遅い」などの噂があるカジノは要注意となります。
これまでに実際に詐欺・不正行為などが発生したオンラインカジノ
以下では、これまでに実際に詐欺・不正行為が発生したオンラインカジノをご紹介していきます。
表にあるサイトは勿論、運営会社が同じなどの同系列のカジノにも注意してください。
カジノ名 | 詐欺・不正行為 |
Lucky Gambler Casino | 旧スターネット系 |
African Palace Casino | 出金遅延/プレイテック系 |
American Grand Casino | 出金拒否/RTG系(リアルタイムゲーミング) |
Black Widow Casino | プレイテック系 |
Casino4aces | 不正(イカサマ)ソフト使用/Casino Bar系列 |
Casino Bar | 不正(イカサマ)ソフト使用 |
Casino Extreme | RTG系 |
Casino Neo Max | 出金拒否 |
Casino On Air | 出金拒否 |
Cleopatra’s Casino | 出金拒否/RTG系 |
Club Mardi Gras Casino | 出金拒否/RTG系 |
Crystal Palace Casino | 出金拒否/RTG系 |
Cub Regal Casino | 出金拒否/RTG系 |
Grand Banks Casino | プレイテック系 |
Indio Casino | 出金遅延/プレイテック系 |
Ix Casino | 不正(イカサマ)ソフト使用 |
Kiss Casino | 出金拒否/RTG系 |
Prism Casino | RTG系 |
Roman Casino | 出金拒否/カードに不正請求/独自ソフト |
Shark Casino(元Angelciti Casino) | 出金拒否/顧客情報漏洩 |
Silver Vegas Casino | 出金拒否 |
Sterling House Casino | プレイテック系 |
The House Wins | AngelCitiグループ(出金拒否/顧客情報漏洩あり) |
Vegas MVP Casino | ジャックポット支払い拒否 |
Vegas Riches Casino | 出金拒否/RTG系 |
World Gem | 勝ちを無効化/出金拒否 |
Zex Casino | 不正(イカサマ)ソフト使用 |
オンラインカジノ詐欺の手口が巧妙すぎる!悪質カジノはどれ?見分けるコツは?
ちなみに、RMG(リアルタイムゲーミング)とは1998年設立のソフトウェア会社のことを指します。
RMGは、資金力の少ない弱小なカジノへ軽い審査を行うだけで契約をしてしまうという体質がありました。
その結果、RMGを導入しているカジノで詐欺・不正行為が多発してしまったのです。
また、それはプレイテック系も同様であり、これらの審査の甘いソフトウェアはどうしても詐欺・不正行為が発生しやすい状況を作ってしまう傾向にあります。
日本語対応のカジノ=安全ではない!
最近では、サイトが日本語対応、サポートも日本語での問い合わせが可能というオンラインカジノが増えてきました。
日本人ユーザーからすれば、しっかりと日本語に対応しているサイトのほうが安心して利用することができるでしょう。
しかし、「日本語対応=100%安全」というわけでは必ずしもないため、その点は留意が必要です。
事実、過去には日本語対応のオンラインカジノでも以下のような事例がありました。
お台場カジノ
『お台場カジノ』は、日本語対応として存在していたオンラインカジノです。
そのネーミングからも、初めから日本人ユーザーをターゲットにしてたのではないかと予想されています。
お台場カジノは、2009年初旬頃から出金されるまでの時間がどんどん遅くなり、ユーザーの間で不安説が囁かれていました。
2009年夏頃にはサイトがリニューアルされ、若干の安堵感が漂ったのもつかの間、直後にログインできない症状が多発。
同時期に出金ができない状態が続き、最終的にサイトが閉鎖されました。
なぜこのような事態に陥ったのか、その原因はわからないままですが、結局ユーザーの残高は未払いの状態のままであるため、完全な詐欺行為での幕切れとなっています。
ちなみに、お台場カジノもギャンブルライセンスは保有してたのですが、そのライセンスは比較的取得しやすいフィリピンの「ファーストカガヤン」であったため、カジノユーザーからは「ファーストカガヤンしか取得できないようなカジノは危険」という認識を持たれやすい要因となりました。
スマートライブカジノ
2016年3月、「スマートライブカジノ」を利用していた日本人プレーヤー3名が、国内でカジノに興じていたということで賭博罪に問われ、逮捕されました。
現在の日本の法律上、日本からオンラインカジノをプレイしたとしても、グレーゾーンではありますが違法性はないとされています。
しかし本件では、ブログやSNSサイトの情報から3人がスマートライブカジノでプレイしていることを警察が把握できたこと、警察が自らスマートライブカジノのアカウントを作成し、同じライブブラックジャックテーブルへ潜入したことで確信ができたこと、そしてカジノテーブルが明らかに日本人ユーザー向けのものであり、「オンラインカジノの運営が国内にある」と判断されたことなど、数々の要因が重なり逮捕に踏み切られる結果となりました。
ただし、この3人のうち2人は「単純賭博罪」として略式起訴を受け入れ罰金を支払いましたが、残りの1人は徹底抗戦し、その後不起訴(無罪)を勝ち取ることに成功しています。
このスマートライブカジノ事件は、はじめてオンラインカジノのプレーヤーが逮捕された事例となりましたが、終わってみれば、オンラインカジノの違法性を証明することは困難であることを改めて証明する形となりました。
ドリームカジノ
2016年6月、インターネットのオンラインカジノサイトを運営し客と賭博したとして、常習賭博容疑で、大阪市中央区本町橋の会社役員ら実質運営者5人が逮捕されました。
ちなみに、ドリームカジノはオランダ領のキュラソーライセンスを取得しているとサイト上に記載しており、また元の企業も実際に海外法人だったようですが、サポートが日本語のみであったことなどが判断材料となり、逮捕に至ったようです。
ただし、本件で逮捕されたのは運営者のみであり、ユーザーに逮捕者は出ていません。
また、払い戻しについては後日別のオンラインカジノを通じて返金手続きがされているため、その点もお台場カジノとは異なる事例となっています。
健全に遊ぶことができるオンラインカジノの見分け方
残念ながら、過去には様々なオンラインカジノで詐欺・不正が発生してきました。
ただし、それは限られた一部であり、実際にはほとんどのサイトが健全に遊ぶことが可能なカジノとなっています。
では、悪質な詐欺サイトを回避し、健全に遊ぶことができるオンラインカジノはどのように見分けたらいいのか?
それには、以下のようなポイントが挙げられます。
日本でサービスを提供していると判断されない
スマートライブカジノやドリームカジノは、警察に「日本でカジノサービスを提供している」と判断されたため、結果的に逮捕者に踏み切られました。
この点から鑑みると、「日本人専用のテーブルを用意している」「サポートやサイトが日本語だけの対応」などといった、日本でサービスを提供していると判断される可能性の高いサイトは避けるべきかと思われます。
信頼できるライセンスを取得しているか?
大前提として、ギャンブルライセンスを取得せず運営を行っているようなオンラインカジノで遊ぶのは、危険性が高すぎて論外です。
ライセンスを保有しているのは当然の上で、まずはそのサイトがどのようなライセンスを取得しているかをチェックしてみましょう。
ちなみに、オンラインカジノのライセンスはトップページやヘルプページで簡単に確認することが可能です。
もし記載がない場合はサポートに確認してみましょう。
ギャンブルライセンスにも、取得のしやすいものと取得が難しいものが存在します。
当然ながら、取得が困難なライセンスを取得できているカジノほど、信頼性や安全性が高いと判断しやすくなります。
たとえば、「マルタ共和国」や「ジブラルタル」のライセンスは、基準が厳しく審査も難しいことで有名です。
一方で、「ファーストカガヤン」などの比較的簡単に下りるライセンスしか取得できないカジノは、リスクも高いですし中々手を出しにくいものです。
ただし、ライセンスを取得しているからといって100%安全というわけではありません。
たとえば、ソフトウェア等の信頼性に関してはライセンスが保証してくれるものではないため、あくまで詐欺や不正行為などが行われていないかを示す一つの指標として捉えておいてください。
監査機関の有無
オンラインカジノによっては、第三者組織の監査機関から定期的にソフトウェアや運営の透明性を確かめるための監査を入れているケースもあります。
勿論、監査機関が入っていない全てのオンラインカジノが、詐欺・不正を行っているというわけではありません。
しかし、第三者組織からの監査が入っているほうが、格段に安全性や信頼性が高いのは事実です。
監査機関の有無はライセンスと同じく、サイトのトップページや運営情報、ヘルプなどから確認できるため、是非ともチェックしてみてください。
口コミの確認
現在はインターネットやSNSが発展しているため、オンラインカジノの悪い噂というのはすぐに広まります。
たとえば、「入出金の反映が遅い」「理不尽な理由で口座が凍結された」「サポートからの返答がない」などです。
勿論、中には信憑性の薄い情報もありますが、複数件確認できる情報などは何か理由があるはずなので注視すべきです。
少しでもリスクを感じるようなカジノは避けた方が無難となります。
支払い実績
過去の事例にありましたお台場カジノの一件もそうですが、支払い(出金)の遅延があるというのは非常に危険な兆候です。
そもそも、問題なくオンラインカジノが運営されているならば、支払いが遅れるわけはありません。
むしろ、カジノとしてもよくない噂が広がりますし大きなマイナスです。
過去も現在も関係なく、これまでに支払いの遅延があるようなカジノは要注意です。
まとめ
日本では、まだまだカジノを堪能できるようになるまでに時間がかかりそうです。
しかしオンラインカジノを利用すれば、日本に在住していたとしても、その日のうちからカジノゲームをプレイすることが可能となります。
このような貴重な体験ができるコンテンツを、「オンラインカジノ=詐欺」と決めつけて拒否するのはもったいないです。
オンラインカジノは、しっかりと選定すれば健全に遊ぶことができるため、カジノに興味がある方は本記事を参考に安全なサイトを選んでみてください!
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